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● 獅子頭平成大修理完了 ●

湯所麒麟獅子、見事に甦える!

平成23年10月17日

今年5月に鳥取県伝統工芸士の中山勘治さんに修理をお願いして5ヶ月余。
ついに獅子頭の平成大修理が完了。

獅子頭の髪の毛ふさふさ、眉きりり、お目々ぱっちり、黄金の顔が復活。









麒麟獅子頭の修理開始

平成23年5月1日

湯所神社麒麟獅子の頭を現在解体全面修復しています。
期間: 平成23年5月1日〜約半年


 湯所神社麒麟獅子舞保存会は、湯所神社が保有する麒麟獅子を解体全面修復することといたしました。
 今秋には、豪華絢爛黄金色を放つ頭が、223年の歳月を超えて復活します。ご期待ください。



 今回の平成大修復は、中山工芸・中山勘治(鳥取県伝統工芸士)様にお願いしています。
 5月1日に獅子の頭を解体していただいたところ、獅子舌の裏側より木札を紙札が発見されました。
 木札には、
       表面 『天明八年申ノ歳作之』  
       裏面 『 木田宗彌 (花押)』 
と記されていました。
 このことから、湯所神社が保有するこの獅子は天明8年木田宗彌さんによって作られたことが判明しました。
 天明8年は1788年(戊申)で、天明年間は江戸時代中期-後期にあたり、浅間山の大噴火、また海外でもアイスランドのラキ火山等の噴火など災害が勃発、それらによる冷害による被害などで疲弊した農村部に「天明の飢饉(江戸四大飢饉の中で最大規模)」と呼ばれる食糧難や疫病が生じた時代でした。時の政権は田沼意次の全盛期で時人も「田沼の時代」とも称され、天明8年他界している。
 紙札には、
       『弘化三年九月吉日 田中與市塗替之』  
と記されていました。
 このことから、弘化3年に田中與市さんによって一度塗り替えられたことが伺えます。
 弘化3年は1846年(丙午)で、天明8年から58年経っています。この年は、享保5年(1720)の石黒火事によって焼失した鳥取城二ノ丸が約130年ぶりに再建された年にもなっています。  弘化の前の天保年間に「天保の改革(江戸三大改革の一つ)」と呼ばれる財政再建のための改革を水野忠邦が実施。鳥取弘化の年代は、藩内の財政・経済も安定した時代だったのでしょうか?





獅子修理の進捗(その1)

湯所神社麒麟獅子の獅子頭の解体状況

平成23年6月5日
中山工芸にて

 中山工芸・中山勘治(鳥取県伝統工芸士)さん宅を訪ね、獅子頭の解体の状態を拝見させていただきました。






獅子修理の進捗(その2)

湯所神社麒麟獅子の獅子頭の解体状況

平成23年9月11日
森本邸庭にて

 金箔を貼る前の段階まで修理作業が進み、中山さんより黒漆処理が施された獅子頭の姿の披露と進捗状況の説明を受けました。






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